- スポーツの秋です。
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こんにちは!つるせ整形外科です。
本日は、「スポーツの秋」ということで、筋肉痛が起きるメカニズムと対処法をご説明したいと思います。
【メカニズム】
筋肉痛とは、筋肉が軽い炎症を起こした状態をいいます。
運動が習慣でない人が、長時間歩いたり、山登りを行なったりして過度に筋肉を使うと、疲労した筋肉が老廃物質を出して、軽い炎症を起こします。
筋肉が縮む感じがする、熱を持つ、赤くなるなどの症状は、炎症を起こしたために症じるもので、これがいわゆる「筋肉痛」です。
また、さらに筋肉を酷使した場合はその炎症がひどくなり、パンパンに腫れる、触った際に熱さを感じるほど熱を持つ、歩くのが困難になるほどの痛みをもつなどの症状があらわれます。
(個人差はありますが、痛む筋肉に負担をかけずに放置しておけば、1~3日で自然に治ります。)
【対処法】
筋肉痛による症状を緩和するには、冷湿布が有効です。
冷やしたタオルを患部に当てるのも手軽な方法ですが、市販の冷湿布には抗炎症剤が含まれているので、炎症をとる効果が高まります。
数日経って、痛みや発熱、腫れなどの症状が和らいだら、血液循環を良くして老廃物質を追い出すために、入浴や軽いマッサージを行うのも良いでしょう。
それでもなかなか痛みがひかなかったり、何か不安に感じる点があったら、早めにお近くの整形外科で受診しましょう。
気温が下がり、運動をする機会が増えるかと思いますが、事前ののストレッチや運動後のケア等で充分に身体をいたわり、思わぬ怪我を防ぎましょう。
また、秋冬は水分補給がおろそかになりがちですが、軽い運動でも思っているより汗をかくものです。
意識して水分を摂るように心がけましょう
2012年9月28日